経口避妊薬は望まない妊娠を防ぐための方法として用いる

望まない妊娠を防ぐための方法として、経口避妊薬(ピル)を服用するというものがあり、海外ではこの種のピルはすでに1970年代から登場しています。

しかし、いずれも女性の側が、生理の周期の初日あたりから毎日服用をして避妊をするという服用方法となっており、これまで男性用の経口避妊薬というものは存在しませんでした。

その理由としては、男性の場合にはゴムの装着という方法が古くから普及していたため、実際問題としてそれほど製品を開発する必要性に乏しかったということが大きいとみられています。

ただし、ゴムの装着による避妊は、破裂や脱落などによる失敗のおそれも大きく、やはり避妊の確実性という面ではピルよりもかなり劣るものであることは否定できません。

そこで現在注目されているのが、インドネシアのニューギニア島西部に自生しているある種のハーブで、その葉から抽出される有効成分が、受精の際に必要となる酵素のはたらきを抑制するとされています。

これは男性が服用することによって効果を発揮するもので、主に卵胞ホルモンという女性ホルモンを含有している女性用のピルと異なり、副作用のおそれもほとんどないとされています。

こちらも避妊目的であれば継続的に服用を続ける必要がありますが、もし服用をやめた場合、72時間するともとのとおり受精能力が回復するとされています。

現在もこのハーブの成分を含むサプリメント状のものは市販されているようですが、臨床結果などを通じて男性用ピルとしての確実性が認められるためには、いま少し時間がかかりそうです。